ハノイ市の大気質は、依然として「健康に良くない」または「悪い」レベルが続いている。 |
ハノイ市の大気質は、依然として「健康に良くない」または「悪い」レベルが続いています。特に、雨が降った後でも、逆転層の発生や高い湿度が続くことで、汚染物質が地表付近に滞留しやすい気象条件が課題となっています。
ハノイ市タインスアン地区に住むチャン・ニャット・レさんは、呼吸器系が敏感なため、公式の大気汚染情報を頻繁に確認しています。しかし、これまでの情報は限られており、深刻な汚染が発生した際にしか報じられないことも多かったといいます。レさんは、今回の試行運用に大きな期待を寄せています。
(テープ)
「今はまだ若い世代の関心は低いかもしれませんが、将来、母親になったとき、このアプリは子供のために非常に役立つと思います。自分の住んでいる地域の空気の状態や湿度、温度が分かり、予測に基づいた対策を立てることもできるからです」
レさんだけでなく、多くの市民が大気質情報に関心を寄せており、新システムの導入を待ち望んでいます。
(テープ)
「大気の状態について具体的なガイドラインを示してくれるアプリを期待しています。利用できる範囲が広がれば、より良いと思います」
(テープ)
「役立つアプリならぜひインストールしたいです。外出時に空気の状態を確認し、準備ができるようになれば助かります。1時間ごとに情報を更新してほしいですね。」
ハノイ市農業環境局所属環境管理課のレ・タイン・トゥイ副課長によりますと、約1年半にわたる試行運用とハノイ市の観測データとの比較の結果、「HanoiAir」モデルは極めて高い適合性と精度を示しているということです。
このシステムは、スマート環境研究グループ(GEOI)によって開発されました。AIを活用し、世界気象予測システム(GFS)のデータに加え、人口密度、土地利用、排出源、そして当局が管理する公式のPM2.5観測データを統合して予測を行います。
トゥイ副課長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「HanoiAirは微小粒子状物質の濃度に基づき、9日先までの大気質を予測できます。近隣の地方でも良好な予測結果が出ています。近い将来、このアプリが市の公式なツールとなり、市民が自発的に情報にアクセスし、大気汚染に対処できるようになることを願っています」
ハノイ市は、このシステムの本格運用により、短期間の汚染抑制だけでなく、「低排出ゾーン(LEZ)」の設定や汚染度に応じた交通規制など、先進的な管理モデルの導入を目指しています。大気質をスマートシティ運営における重要な指標の一つとして位置づける方針です。