今年初め、ニャンコー村は村党委員会の本部に電子商取引(EC)センターを開設し、地元の「デジタル市場」としてウェブサイト「nhanco.vn」の運用を開始しました。ここでは、事業者が商品の撮影や出品、トレーサビリティの確保、広報活動、販売、配送の連携などの支援を受けています。これにより、生産者は仲買人を待つだけの習慣から脱却し、主体的に顧客へアプローチしながらデジタル空間でブランディングを行う姿勢へと、少しずつ変化しています。
ツバメの巣製品の事業所「ティエン・ゴック・ニー」を営むファム・ティ・ガーさんは、次のように話しています。
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「村のECプラットフォームに参加して以来、うちのツバメの巣製品がより多くの人に知られるようになり、各地からお客様が訪れるようになりました。今後はツバメの巣だけでなく、マカダミアやコーヒーなど、地域の多くの製品がより広く広報され、多くの市場へと広がっていくことを期待しています」
現在、ニャンコー村には「一村・一品(OCOP)」の認定製品が8つあり、さらに4つの新製品について評価書類を準備しています。村内には主に農業分野で活動する協同組合が10組織あり、これらは地域がECを発展させ続けるための重要な商品供給源となっています。
ニャンコー村経済・インフラ室のヴー・チョン・タイ副室長によりますと、運用を開始して
半年近くが経ち、最も喜ばしいのは出品された商品数だけでなく、生産者の意識が変わったことだということです。
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「2026年2月から現在までに、村のECプラットフォームには地域の事業者8社による12の製品が出品されています。住民が出品や広報、注文処理を行えるよう支援する運用チームを立ち上げたほか、ECが地域の農業発展の原動力となるよう、ウェブサイト『nhanco.vn』のアップグレードを引き続き進めています」
ニャンコー村におけるECの取り組みは、商品情報の掲載や注文受付にとどまらず、企業や協同組合、生産世帯を結びつける場となっています。同時に、農業に携わる人々が経験を共有し、パートナーを探し、市場開拓における新しい手法を徐々に形成する場所でもあります。
ニャンコー村党委員会のファン・アイン・トゥアン委員長は、このモデルの最大の成果は目の前の注文数ではなく、地域の現場から生産と消費をつなぐエコシステムを構築できたことにあると考えています。
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「ニャンコー村や周辺地域のより多くの製品が出品され、この土地ならではの特産品がより多くの人に知られるとともに、村の潜在能力や強みが引き上げられることを願っています」
村レベルの「デジタル市場」から始まったニャンコー村の取り組みは、農業の発展と農村づくりにおける新たな手法を切り拓いています。農産物の出荷先拡大を助けるだけでなく、住民や企業の生産・経営の考え方を変えることにも貢献しており、同時に地元における、デジタルトランスフォーメーションに伴走する草の根行政の役割を示しています。








