午前7時、トゥエンクアン省トンバイ村ホア・シ・パン集落の文化会館は活気にあふれていました。この日、トゥエンクアン省国境警備隊は、トンバイ村国境警備所、トンバイ村公安などと協力し、アヘンや、麻薬成分を含む植物の栽培をしないよう住民に呼びかけるとともに、法知識の普及活動を行いました。約2時間にわたり、村の公安と国境警備隊員が約200人の住民に対し、麻薬乱用対策に関する法規定を説明し、麻薬が健康、家庭生活、社会経済の発展に及ぼす害悪を分析しました。

ホア・シ・パン集落に住むスン・ミー・パさんは、啓発活動に参加して次のように語りました。
(テープ)
「公安、国境警備隊員による啓発を受け、麻薬がもたらす害悪を深く認識しました。住民たちはここ数年、ケシの栽培や、麻薬の売買をしていません」

国境山岳地帯において、啓発の効果は伝え方に大きく左右されます。トンバイ村警察のホアン・バ・ズイ副所長は、具体的な状況を通じて、当局が違反行為や法的責任を説明していると述べました。これにより、住民は麻薬乱用の予防が、まさに自分たちの労働の成果を守り、子供たちの学習環境と各家庭の平穏を維持することにつながると明確に理解するようになります。

(テープ)

「トンバイ村の公安は村人民委員会に対し、地域における国家麻薬対策プログラム指導委員会の設立を助言しました。それを通じて、各民族の人々に対し、ケシを栽培しないよう啓発・働きかけを行うことになります。さらに、住民に麻薬の原料植物や麻薬を認識・発見させ、見つけた場合には当局に通報して阻止・摘発できるように呼びかけています」

法律の内容を普及させるだけでなく、国境警備隊員は、視覚的な画像や動画を使用し、住民が理解しやすいよう少数民族の言葉を交えて伝えています。

トゥエンクアン省トンバイ村国境警備所の住民動員隊長であるバング・ヴァン・サン少佐は次のように述べました。
(テープ)
「ホア・シ・パン集落に住む住民の100%がモン族です。標準語であるベトナム語もまだ流暢ではありません。そのため、啓発や法律の普及において少数民族の言葉を使用することで、住民が容易にアプローチし、受け入れることができるようになります」

麻薬対策の内容に加え、各部隊はベトナムと中国の陸上国境に関する法的文書に関連する実用的な内容、サイバー空間における詐欺の手口に対する警告、住民登録や居住管理に関する規定の遵守指導、警戒心の向上、治安維持、道路交通安全法の遵守についても普及を行っています。

トゥエンクアン省国境警備隊のレ・ディン・チョン政治委員は次のように述べました。
(テープ)
「トンバイ村国境警備所は地方当局や、公安と定期的に協力し、村や国境の市場での啓発活動、移動車両を通じた宣伝を行っています。また、啓発内容を多様化して分かりやすくし、住民が知識をよりよく理解できるよう、内容の刷新や画像・クリップの追加を常に行っています。特に、隊員たちは少数民族の言葉を学び、住民とより多くコミュニケーションを取り、思いや感情を把握し、軍と民の絆を一層強めています」

トンバイ村国境警備所、公安、各団体による協力と、住民の積極的な参加は、同地域が麻薬の侵入リスクを継続的に防ぐための基盤となっています。住民が法律を理解し、信頼し、当局に寄り添うことで、国境を守る責任は日々の生活の中から培われていきます。このように、国境山岳地帯であるトンバイ村の平穏もまた、各家庭の意識と協力によって守られています。