新たな段階を迎えた両国関係の意義について、在フランス・ベトナム大使館のヴー・アイン・ソン商務参事官は、次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムとフランスの関係は今、協力の枠組みを築く段階から、具体的な取り組みを通じて関係をさらに深める段階へと移る重要な転換期にあります。両国が関係を包括的な戦略的パートナーシップに格上げし、マクロン大統領がベトナムを訪問したのに続き、今回のトー・ラム書記長・国家主席のフランス訪問は、ハイレベルの合意を具体的かつ戦略的な経済プロジェクトにつなげ、両国関係を新たな段階へ進めるうえで、極めて重要な政治的な弾みになると考えています」

フランスは現在、ベトナムに投資する欧州有数の国で、累計投資額は40億ドルを超えています。今回の公式訪問は、投資誘致の発想と手法を戦略的に転換する重要な機会ともなっています。在フランス・ベトナム大使館で投資促進を担当する財務省のダオ・クオック・クオン参事官は、次のように述べました。
(テープ) 
「従来型のアプローチから大きく転換し、CAC40を構成する有力企業に1社ずつ直接働きかける戦略へと移行しています。これは、2030年までの外国投資協力の質と効果を高めるための制度や政策の整備方針を示した決議50号と、外資系経済部門の発展に関する決議10号の趣旨に沿ったものです。CAC40は、ユーロネクスト・パリに上場する40銘柄で構成されるフランスの代表的な株価指数で、フランス株式市場の時価総額の80%以上を占めるとともに、構成企業は世界規模のサプライチェーンを展開しています」

一方、フランス共産党(PCF)のバンサン・ブレ全国執行委員・国際担当責任者は今回の訪問を、両国関係の重要な転機と位置づけています。また、政党間交流や民間外交、両国の若い世代の交流をさらに促進するため、具体的な期待や提案を示しました。