特筆すべきことは、テクノロジー分野へのFDI誘致額が増加したことは、質の高い新規FDI誘致に関するベトナムの正しい方向を示しています。2023年末、アメリカの大手テクノロジー企業NVIDIA社の代表は、ベトナムでのAI人工知能研究開発センター、およびAIデータセンターの設立に関するベトナム政府との協力合意書に調印しました。
NVIDIA社のジェンスン・フアン社長兼最高経営責任者(VGP撮影) |
同社のジェンスン・フアン社長兼最高経営責任者は、ベトナムを「NVIDIA社の第2の家」にしようとするという決意を示すと同時に、ベトナムのハイテク人材や、大きな潜在力などを高く評価しました。
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「ベトナム人の父親と母親は自分の子どもたちに大きな期待をかけていると思います。そのため、ベトナムの若者たちは、科学、技術、工学、数学のSTEM教育分野に特に優れています。それが理由で、ベトナムのソフトウェアのコミュニティ、もしくはベトナムのソフトウェアの輸出市場は広範なものになっています」
一方、計画投資省のチャン・コック・フォン次官によりますと、NVIDIA社がベトナムに自社の重要な拠点を設立することは、ハイテク分野へのFDI誘致におけるベトナムの転換点であり、ベトナムの前向きな変化に対する外国投資家の信頼を示しています。
フォン次官は次のように明らかにしました。
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「計画投資省は、ハイテクと半導体分野に従事する5万人の技術者、労働者の育成を任されました。サプライチェーンと生産チェーンに参加することで、国際的な場におけるベトナムの地位が向上し、それが経済と生産、経営のチェーンに参加するための基本的な前提となります」
計画投資省のデータによりますと、ベトナムは、半導体、バッテリー、太陽電池、シリコンバーの生産、電子製品とその部品などの分野に関する複数の大規模な投資プロジェクトを誘致しています。
貿易大学のダオ・ゴック・ティエン副学長は次のように語っています。
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「新たな段階におけるFDI誘致戦略に関する決議50号によりますと、ベトナムは、先進国の多国籍企業上位500社からの、量的のみならず、質的にも高いFDIを誘致することを目指しています。ベトナムは安定的発展と持続可能な開発という高度な目標の達成を堅持する時にのみ、それが可能になるでしょう」
今後の動向について、国家イノベーションセンターのブ・コック・フィセンター長は昨年と向こう数年間、ベトナムへのFDI誘致が、ハイテク、ソーステクノロジーに関するFDIプロジェクトを優先しながら、より慎重に選択されるようになると明らかにし、次のように述べています。
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「国家イノベーションセンターは、国内外の多くの企業や法人、多くの投資ファンド、および国家管理機関システムを含むエコシステムの構築を進めています。すべては連携して、イノベーション・エコシステムとなり、重点分野や第 4 次産業革命に適した新製品の商品化を促進する効果的なコラボレーションとテクノロジーを生み出します」
専門家によりますと、重要なのは資本額だけではなく、ベトナムにおける外国投資資源に大きな変化があったことだということです。これらはハイテクとソーステクノロジーの分野であり、新たな発展段階においてベトナムを徐々にグローバルバリューチェーンのより高いレベルへと導いています。