IAEA国際原子力機関の理事会は18日、核兵器開発の疑いを指摘されたイランに対し、深刻な懸念を表明する決議を賛成多数で可決しました。当初は、決議案を提出することそのものに難色を示していたロシアと中国が賛成に回ったことで、イランの立場はより苦しいものとなりました。決議では、イランの核兵器開発疑惑について深刻な懸念を表明し、イランに対し十分な説明を要求しました。また、イラン国内の関係先への立ち入りや関係者への面会を含め、IAEAの調査への全面的な協力を求めています。これに対し、イラン側は、捏造(ねつぞう)された報告書に基づいた決議だと反発しています。決議は、天野事務局長に対して、2012年3月の理事会までに、決議の履行状況を報告するよう求めていますが、イラン側は、IAEAが求める高官級の調査団の受け入れに難色を示しています。