ハイフォン自由貿易地域の総面積はおよそ6290ヘクタールで、市内3か所の戦略的なエリアに配置されています。これらは連続した区域ではありませんが、ディンブー・カットハイ経済区とハイフォン南部沿岸経済区という二つの重点経済区と一体的に整備されます。
ハイフォン市は、この自由貿易地域を製造業、物流、商業・サービス、ハイテク産業、金融の拠点として発展させ、グローバル・バリューチェーンにおける競争力の向上を目指しています。
また、ハイテク産業の発展やイノベーション、デジタル・トランスフォーメーションを推進し、国のグリーン成長戦略と連携させることで、将来的には東南アジア、さらには国際的にも競争力のある経済センターとなることを目標としています。ハイフォン経済区管理委員会のグエン・バン・チュアン副委員長は、次のように述べました。
(テープ) 
「ハイフォン市の自由貿易地域では、投資家に対する手続きが最大限に開放されています。特に、ハイテク、半導体、人工知能(AI)、研究開発、情報通信技術、戦略的インフラなどの重点分野については、特別な投資手続きを適用し、手続きを可能な限り簡素化しています。外国企業は、これまで必要だった投資登録証明書の取得手続きを行う必要がなく、国内企業と同じ手続きで投資を進めることができるため、投資開始までの期間を大幅に短縮できます。」

ハイフォン市は、半導体、AI、電子産業、電気自動車製造、裾野産業、物流などの分野を重点的な投資誘致対象としています。投資手続きの簡素化に加え、税制や土地利用に関する優遇措置、高度人材の確保・育成支援などを通じて、世界的なサプライチェーン再編の流れを取り込み、グリーン成長と調和したハイテク産業のエコシステム形成を目指しています。
ティエンラン第1工業団地の事業主体であるアジア太平洋グリーン・サステナブル開発株式会社のダン・タイン・タム会長は、次のように話しています。
(テープ) 
「ハイフォンの自由貿易地域と保税区域では、税制上の優遇措置が非常に充実しており、行政による支援も手厚くなっています。さらに、職業訓練やインフラ整備、地域住民とともに発展するための施策も進められており、非常に実効性の高い取り組みだと感じています」
ハイフォン市は深水港、国際空港、高速道路や鉄道などの交通インフラに恵まれた戦略的な立地を生かし、大規模で近代的な自由貿易地域を整備するための条件を十分に備えています。
この自由貿易地域は、ハイフォン市をベトナム有数の近代的な海洋経済都市、さらには東南アジアを代表する国際的な経済拠点へと発展させる新たな成長エンジンとして期待されています。