会合終了後、議長国のインドは、共同声明ではなく「議長声明」を発表しました。これは、イランとアラブ首長国連邦の異なる立場の間で均衡を図るためとみられています。

63項目からなる議長声明では、BRICS各国が、国連、特に安全保障理事会の改革を「より民主的で、代表性が高く、効果的なもの」にする必要性を強調しました。また、世界で分断や不信感が深まる中、多国間主義と国際法が引き続き中心的役割を果たすべきだと訴えています。

各国外相や代表団は、紛争や対立について、対話、外交、平和的手段による解決を呼びかけました。経済分野では、BRICS各国が、開かれ、公平でルールに基づく多角的貿易体制への支持を改めて表明しました。さらに、世界貿易機関の改革や、国際通貨基金、世界銀行など国際金融機関の改革を通じ、新興国の発言力を高める必要性についても一致しました。

中東情勢に関して、議長声明は、国連決議の完全履行、停戦維持、人道支援の円滑な実施を求めています。また、イスラエル・パレスチナ問題については、1967年の国境線を基礎とし、東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家の樹立を含む「二国家解決」を支持する立場を改めて確認しました。