NHKによりますと、来年3月の大統領選挙の前哨戦とされるロシアの下院選挙は、プーチン首相の与党が、過半数の議席は維持できるものの、前回と比べて大幅に議席数を減らす見通しです。

ロシアの選挙管理委員会によりますと、日本時間の5日午前11時すぎ、およそ89%まで開票が進み、得票率は、プーチン首相率いる「統一ロシア」が50.0%、次いで、最大野党の「ロシア共産党」が19.1%、左派系の「公正ロシア」が13.1%、続いて「ロシア自由民主党」が11.7%となっています。この結果、「統一ロシア」は定数450のうち過半数の議席は維持できるものの、前回と比べて14ポイント以上得票率を落とし、前回の選挙で獲得した315の議席から70以上減らす見通しになりました。

「統一ロシア」は、これまで単独で占めてきた憲法改正に必要な3分の2の議席を維持できなくなります。プーチン氏は、下院選挙前の早い時期に大統領への復帰を表明して、「統一ロシア」への支持の回復をねらいましたが、国民の間では逆に長期政権が予想されることへの懸念が広がったうえ、経済成長が実感できないなか、汚職や地域格差などの問題がまん延する現状も相まって支持を失う結果となりました。