世界保健機関(WHO)は5月5日、カーボベルデ沖に停泊しているクルーズ船で、急性呼吸器疾患を引き起こすハンタウイルスの感染者2人と、疑い例5人を確認したと発表しました。このうち3人が死亡しています。
死亡例の1つについて、WHOはオランダ人女性が4月24日にセントヘレナ島で船を降りた際、消化器系の症状を示していたと説明しています。その後、南アフリカのヨハネスブルグへ向かう機内で容体が悪化し、4月26日に死亡しました。この女性の夫も、これに先立ち船内で死亡していたということです。WHOは現在、感染拡大を防ぐため、セントヘレナからヨハネスブルグへの便の乗客に対する追跡調査を進めています。
感染拡大が懸念される中、WHOは各国および関係機関と連携し、疫学監視や検査体制の強化、リスクコミュニケーションの充実、早期発見の取り組みを進めています。また、患者の治療や感染制御、接触者追跡といった対応措置も講じられています。



