ベトナム北部山岳地帯ライチャウ省フォントゥ県ザオサン地区に住むモン族、ザオ族、ハニ族などの各少数民族は毎週の日曜日にザオサンという定期市に行きます。この市場は標高1900メートルの山にあり、多くの日々は雲に包まれています。

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「この定期市を待ち望んでいたから、市場に行く時、だれもがうきうきするんです。市場で売るため、男たちは豚肉とゾンの葉っぱを採っていました。女たちはきれいな服を用意しています。だれもが定期市に行きたいですよ。市場では、たくさんの友達と出会うから、嬉しいですよ」

物を売ってから、男性は塩やベトナムの魚醤ヌックマムを買ったり、友達とお酒を飲んだりしています。お年寄りたちは市場の一角に集まって、昔のことを振り返ります。他の幾人かの若い男と数人のお年よりは横笛を吹いたり、歌垣を歌ったりします。ザオサン定期市で横笛を演奏するお年寄りの一人ジー・アー・ジア( Di A Dia)さんは次のように語りました。
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「毎週、この市場で横笛を吹きます。これは私たちの伝統的文化ですから、維持しなければなりません。横笛の演奏は観光客が楽しむためだけでなく、子供たちがわが民族の伝統文化を理解できます」

正午になって、市場に行く人々は誘いあって、家に帰ります。鍬を買った人もいれば、コメを買った人もいますが、何も買えない人もいます。ザオサン市場に行く人々は買い物だけでなく、友だちや楽しさを見つけるためのものでもあるのです。