「飛躍の土台」となる戦略的決断
第14回党大会の最大の意義は、国家の「2つの100年目標」を実現するための、飛躍の基盤となる戦略的決断を打ち出した点にあります。大会は、平和で安定した環境の維持、迅速かつ持続可能な発展、国民生活の全面的改善、戦略的自立の強化を目標として掲げました。
2030年までに、ベトナムは近代的工業を有する上位中所得国となることを目指し、2045年には、社会主義志向のもと、高所得の先進国となるビジョンを明確にしました。大会文書では、2026年から2030年までのGDP=国内総生産の年平均成長率を10%以上、一人当たりGDPを2030年に約8500米ドルとする目標が示されています。
大会は、12の主要方針、6つの重点課題、制度と実行力、人材、近代的で一体的なインフラ整備という3つの戦略的突破口を明確にしました。とりわけ、社会主義法治国家の整備、新たな成長モデルの構築、科学技術・イノベーション・デジタル転換を中核的原動力とする方針が強調されました。
また、知識経済、デジタル経済、グリーン経済、循環型経済は、持続可能な発展の指針として位置付けられています。国家経済はマクロ安定と戦略的方向付けにおいて主導的役割を担い、民間経済は最も重要な成長原動力の一つとして、財産権と経営の自由が保障されるとしています。
閉会式で演説したトー・ラム書記長 写真:TTXVN |
閉会式で演説したトー・ラム書記長は、次のように述べました。
(テープ)
「第14回党大会で採択された文書は、全党・全人民・全軍の知恵と意志、刷新の思考、そして国を発展させ守るという強い決意の結晶です。緊急性と長期的戦略性を兼ね備えた重大な任務を示しており、政治報告で掲げた崇高な目標を必ず実現するという、党全体の一致した意志を反映しています」
挙国一致で国家の発展を成し遂げる
大会では、200人からなる第14期党中央委員会が選出され、トー・ラム氏が満場一致で再び党書記長に選出されました。これは、党内の高い結束を反映し、新たな発展段階における指導の安定と継続性を確保するものと受け止められています。
新たな特徴として、すべての目標を具体的なプログラム、測定可能な指標、明確な期限と責任主体に落とし込む方針が強調されました。北部バクニン省人民委員会のファム・ホアン・ソン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「大会の精神を受け、制度の整備と経済・社会インフラの先行整備を進めます。特に多様な交通インフラ、デジタル・データ基盤を強化し、ザー・ビン国際空港の整備を加速させていきます」
一方、中部クァンガイ省人民委員会のグエン・ホアン・ザン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「クアンガイ省では、工業を重要な原動力と位置づけています。ズンクアット経済区と石油精製産業を軸に、海洋経済と観光・サービスを結び付け、中部・高原地帯テイグエン地方の成長拠点を目指します」
第14回党大会の任期を貫く精神は、戦略的自立を堅持し、好機を確実につかみ、全力を結集して課題を乗り越え、決定を具体的な成果へと転換していくことです。新たな力と基盤を得たベトナムは、持続的で力強い発展の時代へと歩みを進めています。