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イエメン大統領選前の動き

2012/2/19 | 09:06:55
イエメンのサレハ大統領は15日、国内の政府施設や街頭などに多数掲げられている自身の肖像画を撤去し、21日の大統領選で当選が確実視されるハディ副大統領のものに代えるよう命じました。

サレハ大統領の反対デモ

 イエメン国営サバ通信によりますと、辞任を表明している同国のサレハ大統領は15日、国内の政府施設や街頭(がいとう)などに多数掲げられている自身の肖像画を撤去し、21日の大統領選で当選が確実視されるハディ副大統領のものに代えるよう命じました。

 サレハ氏は昨年11月、中東の民主化運動「アラブの春」の反政府デモを受け、ハディ副大統領への権限移譲に同意しました。21日の大統領選では与野党の統一候補で唯一の候補者ハディ氏の当選が確実視されており、2年間の民主化移行期間の政権を率いる見通しです。

 イエメンでは33年間、強権支配を続けたサレハ氏の肖像画が至る所に掲げられています。今回の命令は、サレハ氏が新政権に関与するとの臆測(おくそく)を否定するとともに次期大統領就任が確実なハディ氏に恩を売り、退陣後の自らの処遇(しょぐう)をよくしたいとの思惑(おもわく)がありそうです。

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