ロシアと中国は4日、国連安全保障理事会では対シリア決議案について、拒否権を発動しました。

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、今回採択にかけられた決議案が、現実を十分に反映しておらず、シリア国内での両勢力に対してバランスを欠いたシグナルを与えるものだと述べている。中国のリ・バオドゥン国連大使は、「中国はロシア連邦によって提案された修正を支持する。」として、ロシアの立場を共有する姿勢を示した。
EU欧州連合のキャサリン・アシュトン外交安全保障上級代表は、ロシアと中国の決定に遺憾の意を表明しました。アシュトン上級代表は、EUは今後ともアラブ連盟の努力を支持し、すべての国連安保理加盟国に自らの責務を果たすよう呼びかけていくとしています。
アメリカのクリントン国務長官は4日、ドイツ南部ミュンヘンで開催中の安全保障国際会議で、「欧米はアラブ連盟とともに流血を止め、シリアの民主的な将来を求めることで一致している」と強調しました。その上で「安保理は国際社会の意志を表すだろう」と、決議採択への期待を語りました。