ベトナムが、電気自動車(EV)産業の魅力的な投資先として注目を集めています。その理由は、投資環境が安定していることや、政府の方針にぶれがないこと、優秀な人材が豊富であること、そして生産に必要な体制がしっかりと整っているためです。これは、インドネシアの英字新聞「ジャカルタ・ポスト」に掲載された、シンクタンク「プラカルサ」のビクトリア・ファンギダエ代表らの分析によるものです。

記事では、ベトナムがEV産業を発展させるために、長期的な優遇策の維持やインフラへの投資、人材の育成、さらには先端技術の生産体制づくりなど、全体を見据えた取り組みを進めていると評価しています。このように政府の方針が安定していて先行きが見通しやすいことが、企業が長期的な投資を決める際の安心感につながっています。

また、ベトナムは企業にかかる税金を長期間にわたって免除したり、部品の輸入関税をゼロにしたり、地代を引き下げたりするなどのサポートを同時に行っています。さらに、これらの優遇策を、部品を調達するネットワークの強化や人材育成の計画とも結びつけています。こうした一貫した取り組みによって、「ビンファスト(Vinfast)」のような国内自動車メーカーが大きく成長したほか、海外からのEVや先端技術分野への投資もさらに増えているということです。