
パレスチナ自治区で対立を続けてきた二大勢力は6日、創設を目指す暫定政府の首相に自治政府のアッバス議長が就任することで合意しました。首相ポストをめぐる対立は、交渉の最大の障害となっていましたが、統一政権に向けた和解プロセスが今後、進展しそうでした。AFP通信な どが伝えました。
アッバス議長が率いるPLOパレスチナ解放機構の主流派ファタハと、イスラム原理主義組織ハマスは昨年四月、暫定政府の創設で合意しました。しかし、暫定首相として、自治政府のファイヤド首相を推すファタハ側にハマスが反対し、交渉の停滞が長期化していました。
アッバス議長とハマスの最高指導者マシャル氏は5日から、「アッバス首相」案を提示したカタールのハマド首長の仲介でドーハで会談しました。ファタハの報道官は「会談は前向きですべての重要問題で合意した」と語りました。
今月18日にエジプトのカイロで、パレスチナのすべての政治勢力が集まり、正式に選出するとみられます。暫定政府は、独立した行政官らで構成し、自治政府トップの議長と、議会にあたる評議会の選挙の準備を担う役割です。当初は、選挙を今年五月までに実施する予定です。