
写真:ロイター
イランの核開発問題を巡って、1年以上にわたって中断されてきたイランと欧米側の交渉が、今月13日からトルコで再開される見通しとなりました。
軍事的な衝突への懸念も高まるなかで、交渉で何らかの妥協点が見いだせるのか注目されます。
イランの核開発問題を巡っては、イランが核開発の動きを一段と加速させているのに対して欧米が経済制裁を強化する一方、イランと敵対するイスラエルは核関連施設への軍事攻撃も辞さない構えを示して緊張が高まっています。こ うしたなか、サウジアラビアを訪問しているアメリカのクリントン国務長官は、先月31日記者団に対して、イランと欧米など関係6か国との核開発問題を巡る 交渉が、今月13日と14日、トルコのイスタンブールでおよそ1年3か月ぶりに再開される見通しになったと明らかにしました。
そのうえでクリント ン長官は、「この問題が平和的に解決できる時間はいつまでも残されてはいない。イランは、交渉を通じて具体的な成果を達成する意思を、みずからの行動で示 す必要がある」と述べ、軍事衝突への懸念も高まるなか、交渉での解決をはかるようイランに促しました。
しかしイラン側は、核開発は原子力発電などの平和利用が目的だとする従来の主張を全く崩しておらず、双方の溝が依然として大きいなか、何らかの具体的な妥協点が見いだせるのか注目されます。