カンボジアの旧ポル・ポト政権による大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷は3日、人道に対する罪などに問われた元政治犯収容所長カン・ケ・イウ被告の二審(上級審)判決で、禁固35年の一審判決を破棄し、最高刑にあたる終身刑を言い渡しました。

カンボジア特別法廷での判決確定は初めてで、審理の遅さや政治介入などについて批判を受けてきた同特別法廷にとって、最終判決に至ったことは大きな勝利といえます。しかし、資金不足で、ここ数か月はカンボジア人スタッフへの賃金支払いもままならない状況に陥っている上、前年ようやく始まったポト派元最高幹部3人の公判でも被告らが80代と高齢なため、存命中に判決が下るかどうか懸念されています。