logo

ライチャウ省国境地域の文化の拠点:シー・ロー・ラウの定期市

2026/5/12 | 17:00:00
(VOVWORLD) -週末になると、シー・ロー・ラウ村へと続く道は、人々の足音や呼び交わす声、馬の蹄の音で活気づきます。少数民族のモン族、ザオ族、ハニ族など、近隣の村々から色鮮やかな民族衣装を身にまとった人々が、地元の特産品を携えて集まってきます。

ライチャウ省シー・ロー・ラウ村で開催される「シー・ロー・ラウの定期市」は、単なる商品の交易の場であるだけでなく、北西部山岳地帯に住む少数民族の貴重な文化交流の拠点となっています。地元の人々は、この市を親しみを込めて「角の市(cho sung)」と呼んでいます。これは、十二支の中で角を持つ動物の日、例えば丑の日とヤギの日に開催されることに由来します。また、開催日が土曜日から金曜日、木曜日へと順次繰り上がっていくことから、「後退する市」とも呼ばれています。

週末になると、シー・ロー・ラウ村へと続く道は、人々の足音や呼び交わす声、馬の蹄の音で活気づきます。少数民族のモン族、ザオ族、ハニ族など、近隣の村々から色鮮やかな民族衣装を身にまとった人々が、地元の特産品を携えて集まってきます。

ラ・ニー・タン村在住のファン・フー・ズーさんは次のように明らかにしました。

(テープ

 「定期市の開催日には毎回、妻と子供を連れてやってきます。親戚と会うだけでなく、農産物を売って家計を支えるためでもあります。実は、私と妻もこの市で出会い、結婚することになったんですよ。」
この定期市は、単なる売買の場ではなく、国境付近に暮らす人々の独特な文化や連帯感を共有する場でもあります。ザオ族の女性が着る藍染めの衣装や、モン族の少女たちの鮮やかなスカートが彩りを添え、山々に響き渡る口笛「ケーン」や笛の音が、高地ならではの情緒豊かな風景を創り出しています。

ザオ族出身のファン・タ・メイさんは次のように述べています。

(テープ)

 「買い物や商売のためだけに来るわけではありません。この市は本当に楽しいんです。若者たちはここで友人と待ち合わせたり、遊びに行ったりします。ここで出会って夫婦になった人もたくさんいますよ。」

また、シー・ロー・ラウの定期市では、馬の内蔵などの煮込み料理「タンコー」やトウモロコシの粉を蒸したもの「メンメン」、お餅「バインザイ」、トウモロコシ酒などが並び、色彩豊かな刺繍製品、山野に自生した野菜、乾燥タケノコ、牛の角、蜂蜜といった特産品が観光客の目を引きます。こうした独自の魅力により、シー・ロー・ラウの定期市は観光地としての注目も集めています。

シー・ロー・ラウ村文化局のジャン・ア・ルさんは次のように述べています。          

(テープ)

「地元では、定期市の価値を保存・活用し、観光開発に結びつけるプロジェクトを進めています。特産品の展示エリアの設置や市の定例化に加え、周辺の生態観光地や、近隣地方の市場と結ぶツアーを構築し、観光客の誘致を図っています。

シー・ロー・ラウ国境警備隊も、地元行政当局と協力して治安維持や文化遺産の保護に努めています。マ・ア・フォン大尉は次のように述べています。
(テープ)
 「私たちは当局と連携し、住民に対し、特に定期市の文化を守るよう啓発活動を行っています。また、観光客が安心して訪れられるよう治安を確保し、親しみやすい目的地となるよう取り組んでいます。」

シー・ロー・ラウの定期市は、伝統と現代、人間と自然を結ぶ架け橋であり、そこでの出会いと交流は、ライチャウ省国境地域の「文化の拠点」として、これからも輝き続けます。

TAG
VOV/VOVworld

他の情報