
イラクで、警察の検問所を狙った爆弾テロや襲撃事件が、僅か数時間の間に16か所で発生し、これまでに少なくとも39人が死亡し、警察では、組織的な犯行とみて警戒を強めています。
イラクの首都バグダッドの中心部で、23日、警察の検問所の近くに止まっていた車が突然爆発しました。これに続いて、この爆発現場から数百メートルほど離れて路上に止まっていた車も爆発したほか、別の検問所が銃で武装した男たちに襲撃されるなど、バグダッドやその周辺の都市で、僅か数時間の間に爆弾テロや襲撃事件が16か所で発生しました。こうした事件が起きたのは、ちょうど朝の通勤時間帯で、警察官のほかに一般市民も大勢巻き込まれ、内務省によりますと、これまでに少なくとも39人が死亡、230人以上がけがをしました。
警察では、一連のテロが組織的に行われたとみて調べるとともに、新たなテロを警戒してバグダッドの中心部などで厳重な警戒態勢を取っています。イラクでは、来月、22年ぶりとなるアラブ諸国の首脳会議が開催される予定で、復興と治安の安定をアピールする絶好の機会として期待されていますが、開催が近づくにつれて次第にテロが増えており、現地では開催自体を危ぶむ声が高まっています。