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ハノイ~クアンニン高速鉄道 新たな経済圏の形成へ
24/04/2026 02:18
[VOVWORLD] - ハノイと東北部クアンニンを結ぶ高速鉄道の建設プロジェクトが、4月12日に着工しました。広域にまたがる重要な交通インフラとして、複数の地域に新たな経済社会の発展空間をもたらすと期待されています。
ハノイ~クアンニン高速鉄道 新たな経済圏の形成へ
20-26.4-kinh_te-anh_2.jpg ハロン・グリーン駅の建築イメージ図 写真:baoquangninh.vn このプロジェクトは、ヴィングループのヴィンスピード高速鉄道投資開発株式会社が事業主体となり、総投資額は147兆ドン余り、およそ560億ドルに上ります。全長はおよそ120キロで、ハノイ、バクニン、ハイフォン、クアンニンといった主要な経済拠点を結びます。車両には最新世代の高速鉄道を採用するほか、情報・信号システムや関連設備にはドイツのシーメンス・モビリティの最先端技術が導入され、運用を通じて段階的に技術移転が進められる予定です。 ヴィングループのグエン•ビエット・クアン副会長兼CEOは、この重要プロジェクトについて、2028年の完成を見込んでいるとしたうえで、移動時間の大幅な短縮にとどまらず、主要都市間の経済発展を力強く後押しし、広域的な成長や生活の質の向上につながるとの見方を示しました。 (テープ ) 「移動速度の飛躍的な向上により、首都と北部の工業、物流、観光の各拠点を結ぶ効率的な軸が形成されます。これにより、貿易や投資の拡大、高度人材の移動が促進され、地域間の連携も一層強まると考えています」 20-26.4-kinh_te-anh_3.jpg フン首相ら、ハノイとクアンニンを結ぶ高速鉄道 の起工ボタンを押す様子 写真:Vingroup 設計上の最高速度は時速350キロで、ハノイとクアンニンの移動時間は従来の5分の1から7分の1に短縮される見通しです。起点はハノイのコーロア駅、終点はクアンニンのハロン駅で、途中にはザービン(バクニン)、ニンシャー(ハイフォン)、イエントゥ(クアンニン)の3つの中継駅が設けられます。ベトナムで初めて整備される広域型の高速鉄道として、北部重点経済圏の成長を後押しするとともに、国家の競争力向上にもつながるとみられています。ブイ・ヴァン・カン クアンニン省人民委員会委員長は次のように述べました。 (テープ ) 「この高速鉄道が完成すれば、途中停車なしで所要時間はおよそ25分となります。これは非常に明確な競争優位となり、新たな発展の余地を生み出す要因になります」 都市間の移動が一段と円滑になることで、企業活動や高度人材、投資資金の流れが活発化し、地域全体の結びつきが強まると見込まれています。このプロジェクトは、中央直轄市への移行を目指すクアンニンにとっても、北部経済ネットワークの重要な一角を担う契機となります。とりわけ観光分野では、ハノイや周辺地域へのアクセス向上により、ハロン湾やイエントゥ遺跡群などの資源をより効果的に活用できると期待されています。 同委員長は、この鉄道が新たな発展空間を切り開く戦略的な原動力になると強調しました。首都との直接的な接続によって、クアンニンは東部の成長拠点としての役割を強めるほか、経済や都市、労働、観光の構造再編を後押しし、質の高いサービスや観光の発展、新たな成長拠点の形成につながるとしています。さらに、投資誘致や高度人材の確保、生活の質の向上にも寄与するとしています。  (テープ ) 「ハイフォンからハロン、さらにモンカイを経て中国の東興へとつながる鉄道についても検討を進めています。旅客と貨物の双方に対応する輸送手段として期待されており、今後の投資環境の改善にもつながると考えています」 この高速鉄道は、単なる交通インフラにとどまらず、北部地域の協力と発展を促す新たな経済回廊の形成を目指しています。長期的には、生産、技術、運用、人材育成までを含む現代的な鉄道産業の確立にもつながるとみられています。高い付加価値と波及効果を持つ分野として、ベトナムの工業化を支える重要な役割を担うことが期待されています。  
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