logo

サパ:文化遺産が街の活力に

2026/5/19 | 17:00:00
(VOVWORLD) -ベトナム北部ラオカイ省のサパは、世界クラスの「遺産都市」へと大きな変貌を遂げようとしています。にぎやかな街の中心部に新しくオープンした文化スペースは、単に遺産を保存するだけでなく、住民の暮らしを支える「生きた博物館」として注目を集めています。

古き石造りの教会のすぐそばに、霧の中にたたずむ木の家が現れます。ここは、各地から訪れる観光客と、地元の伝統を守る人たちが集まる場所です。

餅つきを終えた少数民族モン族のザン・ア・サイさんは、笑顔で次のように話しました。

(テープ)
 「ここにはモン族の暮らしをそのまま再現しました。伝統的な台所や祭壇、楽器や衣装など、すべてが揃っています。自分たちの文化を大切に守り、その情熱を観光客に伝えていきたい。それが一番の願いです」

すぐ近くでは、ザオ族のリ・マン・メイさんが古文書を熱心に見つめています。

(テープ)
 「一人で文化を守るには限界があります。仲間と協力することで、自分たちの文化をもっと遠く、多くの人へ広めていけると感じています」
ここは単なる展示の場ではありません。地方行政当局と住民が協力する「方式」を取り入れ、32のグループと150人以上の地元の人々に雇用を生み出しています。
運営責任者のホアン・ティ・ヴオンさんは次のように語っています。
(テープ)
「私たちの目標は、サパに住む少数民族の皆さんが集まれる『共通の家』を作ることです。文化を観光に活かすことで、新たな仕事が生まれ、経済的な価値も高まります。地元の目標である『遺産を財産に、文化を価値あるものに』という形を、ここで実現したいと考えています」
ここでは、観光客が伝統文化をただ見るだけでなく、実際に体験することができます。お香作りや機織り、民族衣装の飾り付けなど、五感で文化に触れることができます。

観光客の感想をお聴きください。

(テープ)
 「展示がとても本格的で、民族の誇りを感じます。言葉では言い表せない感動があります」
(テープ)
「偶然立ち寄りましたが、地元の皆さんも温かく、料理もとてもおいしいです」 といった声が聞かれました。

サパは2030年までに年間1220万人の観光客を迎え入れることを目指しています。この文化スペースは、文化を守りながら街を豊かにする新しい力となっています。

TAG
VOV/VOVworld

他の情報