28日、ベトナムのグェン・タン・ズン首相は韓国のイミョンバク大統領の招きに応え、韓国公式訪問を開始しました。同日午前、ソウルで、ズン首相はイ大統領と会談を行い、両国間の戦略的協力パートナー関係の強化を目指す具体的な措置について合意を達成しました。
会談でズン首相とイ大統領は外交、国防、安全保障などの分野における対話と実質的協力を強化するため両国間の高級代表団の相互訪問を行うことで一致しました。双方は経済、貿易、投資などの分野における協力関係の拡大、韓国から超過輸入を段階的に削減するための協力で一致しました。また、双方はベトナム韓国自由貿易協定に関する交渉を開始するための手続きを準備することでも一致しました。イ大統領は「韓国は今後もベトナムを韓国の最も重要な投資相手国であることをみなす」と強調するとともに、韓国は貿易、投資、開発援助、科学技術、交通運輸、建設、農業などの分野において韓国との協力を強化するというベトナムの提案を検討します。
会談後、ズン首相とイ大統領はベトナム財務省と韓国の企画財政省との協力覚書、ベトナム商工省と知識経済省との協力覚書などの調印式に立ち会いました。
これに先立つ27日午後、韓国の首都ソウルで開かれた第2回核安全保障サミットの枠外で、ズン首相はヘルマン・ヴァンロンプイ欧州理事会常任議長、ジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長、フィンランドのニーニスト大統領、オーストラリアのギラード首相、デンマークのヘレ・トーニング・シュミット首相と個別会見を行いました。
ヘルマン・ヴァンロンプイ欧州理事会常任議長、ジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長との会見で、ズン首相は「ベトナムは、地域と世界の平和発展のため、平等なパートナー、長期的かつ全面的な協力という基礎を下に、EU欧州連合との関係を常に尊重促進したい意向にある。」と強調しました。
一方、フィンランドのニーニスト大統領との会見で、ズン首相はフィンランドに対し両国間の協力プログラムを引き続き支援し、給排水、貧困解消、気候変動への対応、林業などの分野におけるベトナムへの援助開発を行なうよう求めました。
また、オーストラリアのギラード首相との会見で、ズン首相は両国に対し経済・貿易、食品衛生、PPP官民連携、鉱物開拓、エネルギーなどの分野における協力関係を引き続き拡大させるよう求めました。両首相は、2013年に、外交関係樹立40周年記念活動の主催を両国の関連各機関に託することで一致しました。
そして、デンマークのヘレ・トーニング・シュミット首相との会見で、ズン首相はこれまでにベトナムに対するデンマークのODA政府開発援助は効果的に活用されてきたと明らかにすると同時に、インフラ整備、教育、環境、気候変動、男女平等などの分野におけるデンマークの支援を引き続きうけるよう希望を表明しました。