リビアの首都・トリポリからおよそ650キロ南にあるオアシスの都市セブハでは、アラブ系の部族の住民が対立するアフリカ系の部族に射殺されたことをきっかけに、先月26日から双方の部族が武器を手に衝突を繰り返しています。
リビアの保健省によりますと一連の衝突でこの1週間に147人が死亡し、395人がけがをしたということです。周辺の別の部族が仲介にあたっているものの、31日も衝突が続き16人が死亡しています。
リビアでは去年、40年余りにわたって独裁的な支配を続けて来たカダフィ政権が崩壊し、国民評議会による暫定政府が発足しましたが、地方では十分に権限が及んでいません。
こうしたなか先月6日には東部の部族の指導者らが、独自の議会などを設けて自治を行うと宣言しており、地方での部族間の対立や、自治権の拡大を求める動きが、新たな国づくりの障害となっています。