北部山岳地帯ソンラ省タースア村にある「タースアの緑の草原」は、そのような場所の一つです。標高およそ1600メートルで、北西部の山々に囲まれたこの草原には、一面に広がる緑の草地、澄み切った空気、そして開放感あふれる景色が広がっています。近年、雲海や人気のトレッキングコースで知られるタースアを訪れる観光客にとって、ぜひ立ち寄りたいスポットとなっています。
(現場の音)
ソンラ省タースア村の中心部から、山道をおよそ10キロ進むと、山あいに広がる雄大な草原が姿を現します。そこには、北西部の山々に囲まれた緑豊かな草原がどこまでも続いています。草原は時間帯によってさまざまな表情を見せます。朝は雲が山肌をゆっくりと流れ、草原を薄い霧がやさしく包み込みます。太陽が高く昇ると、山々の緑がいっそう鮮やかに輝き、夕暮れには黄金色の陽光が草原一面を照らし出し、穏やかで幻想的な風景が広がります。その美しさに、多くの人が時間を忘れて自然を眺め続けたくなるほどです。ハノイから訪れた観光客のファム・ジエウ・リンさんは、次のように話しました。
(テープ)
「この草原に来ると、まるでヒマラヤ山脈のどこかの国を旅しているような気分になります。一面に広がる緑の山々や丘の景色は本当に壮大で、タースアに着いた瞬間、その美しさに圧倒されました。まるで海外を旅行しているような感覚になります。」
この草原は景色を楽しむだけでなく、ほかの観光地ではなかなか味わえない心地よい静けさも魅力です。車の音もなく、排気ガスもありません。聞こえてくるのは風の音や鳥のさえずり、そして草原を渡る風の香りだけです。草原に腰を下ろし、温かいコーヒーを味わいながら雲海を眺めたり、大自然の中で友人と語り合ったりして、思い思いの時間を過ごす観光客の姿が見られます。ラオカイ省ギアロー地区から訪れたブー・ホン・フオンさんは、このように話しました。
(テープ)
「タースア村の草原に足を踏み入れた瞬間、空気がとても澄んでいて涼しく、気持ちがよかったです。ここは景観づくりも素晴らしく、写真映えするスポットがたくさんあります。さらに、飲み物もとてもおいしく、新鮮でした。」
(現場の音)
地元当局によりますと、この緑の草原は、タースア村の観光資源をさらに充実させる重要な観光スポットの一つとなっています。今後は、美しい自然景観を保全しながら環境を守り、山岳地域の特性を生かした体験型観光を推進していく方針です。
ソンラ省タースア村のドー・バン・シエム村長は、次のように述べました。
(テープ)
「タースア村は、豊かな自然や独自の文化、人々の温かさに恵まれた、大きな可能性を持つ地域です。国内外の投資家の皆様、そして海外からの観光客の皆様に、ぜひタースアを訪れていただきたいと思います。タースアを知り、旅を楽しみ、投資していただくことで、地域経済の発展にもつながることを期待しています。」
タースア村は古くから、雲海やトレッキングコース、そして北西部の雄大な山岳風景で知られてきました。いま、この緑の草原は、この地域を訪れる旅に欠かせない新たな魅力となっています。ここでは誰もが、自分だけのお気に入りの場所を見つけ、雲を眺めながら澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、友人や家族と写真を撮り、美しい思い出を持ち帰ることができます。








