ゼレンスキー氏はトランプ氏とロシアとの和平案を巡り協議すると見られているほか、ワシントン滞在中にリンゼー・グラム上院議員の葬儀に参列する可能性があります。
ウクライナ関係筋によりますと、ウクライナ政府はゼレンスキー氏の訪米を巡り、トランプ大統領の日程についてホワイトハウスからの正式な確認を待っていたといいます。ウクライナ大統領報道官は予定されている会談についてコメントは控えていますが、関係筋によりますと、ウクライナと米国の当局者は、戦争終結に向けた和平案の一環としてロシアに「空域での停戦」案を提示する方向で協議を進めていました。
ロシアはこれまで停戦案を拒否していますが、一部の当局者の間ではウクライナによる継続的なドローン(小型無人機)とミサイルによる攻撃でロシア経済が圧力を受けているため、ロシアのプーチン大統領が姿勢を軟化させる可能性があるとの見方も出ています。
こうした中、ゼレンスキー氏は22日、アメリカのウィットコフ中東担当特使、トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏とロシアとの和平協議再開の見通しについて協議しました。ウクライナのフマラ国防相代行は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、自身とウクライナ軍のドラパティ総司令官が24日にキーウで米国のウィテカー北大西洋条約機構(NATO)と会談したと明らかにしました。フマラ氏は会談で、前線の状況のほか、ロシアに公正な和平を受け入れさせるためのウクライナの取り組みについてパートナー国に説明したとしています。
この日は、トランプ大統領と親しい右派活動家のローラ・ルーマー氏がゼレンスキー大統領と面会したと明らかにし、ゼレンスキー氏が来週訪米する可能性が高く、トランプ氏と会談するほか、11日に死去したグラム上院議員の葬儀に参列する予定だと語ったと述べていました。
グラム氏はウクライナの強力な支持者として知られ、ロシアによる全面侵攻開始後10回にわたりウクライナを訪問しました。ロシアに対する制裁強化や、ウクライナへの米国の支援継続を訴えていました。死去する前日の10日にはウクライナの首都キーウでゼレンスキー氏と会談し、防空態勢やロシア制裁法案などについて協議していました。(ロイター)


