23日午前までに、北部山岳地帯ランソン省では大雨と洪水により、土砂崩れで1人が死亡したほか、住宅や付属施設2500棟以上が被害を受けました。数千世帯が危険地域から避難し、農作物や林地など1100ヘクタール以上が被害を受けたほか、家畜や家きん数千頭・羽が死に、各地で交通が寸断されています。

ランソン省当局と省民間防衛指揮委員会は複数の視察団を現地に派遣し、台風4号と大雨への対応状況を点検しています。また、各地区・村に対し、気象状況を注意深く監視し、鉄砲水や土砂崩れ、浸水の恐れがある場所を改めて点検するとともに、緊急時に備えて人員や車両、資機材を確保しておくよう求めています。

東北部クアンニン省では、22日夜から23日正午にかけて降り続いた雨により、山間部や市街地を含む各地で局地的な土砂崩れが発生しました。切り土の斜面から土砂が道路に流れ込み、排水が追いつかず、多くの道路が冠水しました。大雨により、バーチェー村では低圧電柱4本が倒れたほか、一部の潜水橋や越流区間では依然として冠水が続いています。各地では引き続き要員を配置し、警告標識を設置するとともに、人や車両の通行を管理しています。

一方、北部港湾都市ハイフォンでは、地元当局と国境警備隊が警戒態勢を維持し、台風の動きを注意深く監視するとともに、船舶の係留区域を管理し、出航禁止措置の徹底を図っています。バンウック国境警備検問所とドアンサー国境警備屯所では、全隊員が待機態勢を維持し、船舶の所有者や船長、漁業者に台風の最新情報を随時伝えています。このほかの沿岸部や島しょ部でも、引き続き警戒・対応態勢が維持されています。