ウクライナ空軍によりますと、23日午後6時以降、ミサイル90発とドローン600機の飛来が確認されました。初期のデータでは、ウクライナ側は弾道ミサイルおよび巡航ミサイル55発とドローン549機を撃墜もしくは迎撃しました。ミサイル19発は目標に到達しなかった可能性がありますが、ミサイル16発とドローン51機が54地点を直撃したといいました。

先週の攻撃では、首都キーウをはじめ、ウクライナの防衛産業施設や重要な軍事インフラが主な標的となり、インフラに大きな被害が生じたほか、多数の死傷者が出ました。

国連で発言したウクライナの国連常駐代表アンドリー・メルニク氏は、ロシアによる空爆の規模が憂慮すべき水準で拡大しているとの認識を示しました。そのうえで、キーウへの防空支援を強化するよう西側のパートナー国に呼びかけました。

一方、ロシア側は、これらの攻撃は特定の軍事目標を対象としたものだと主張しています。

専門家や観測筋は、ロシアとウクライナの双方による長距離攻撃の強度と範囲が拡大し続けていると指摘しています。紛争初期には軍事行動の大半が前線沿いで行われていましたが、現在では相手国の領内深くにある軍事施設や兵站拠点、防衛産業施設、戦略インフラが常に攻撃対象となっています。 また、専門家は、ウクライナの戦場が無人航空機(UAV)や電子戦、リアルタイム偵察システム、人工知能(AI)といった先端軍事技術の実験・実戦投入の場となり、その活用が一段と進んでいるとの見方を示しています。