今回の訪問は、ベトナムが国際社会の共通の課題について意見を表明するとともに、自国の発展に向けた優先課題を発信し、ベトナムとアメリカの包括的戦略的パートナーシップをさらに推進する機会となります。
「信頼の再構築と変革の管理で、すべての人々に資する国連」をテーマに開催される第81回国連総会では、平和と安全の維持や持続可能な開発の促進、そして人類共通の価値の保護における国連の役割が強調されます。
総会に出席し、ハイレベル一般討論で演説するトー・ラム氏は、国連との協力がベトナムの外交政策における重要な柱の一つであることを改めて強調するとともに、多国間主義と国連の中心的な役割を重視し、平和、協力、発展に向けた国際社会の共通の取り組みに積極的かつ実質的に貢献していく姿勢を示すことにしています。
主体的で責任あるベトナムを示す
国連をはじめとする多国間の枠組みにおけるベトナムの関与は、単に参加するだけの段階から、積極的に貢献し、議題の設定や合意形成を促し、国連の各種機関で重要な役割を担う段階へと、ますます発展しています。
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元国連ベトナム常駐調整官であるカマル・マルホトラ氏は、次のように指摘しています。
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「ベトナムで4年半にわたり国連の代表を務める中で、私は、国連の平和維持活動に対するベトナムの貢献を目の当たりにしてきました。ベトナムの取り組みは、2つの面で成果を上げています。1つ目は、南スーダンで行われている国連の平和維持活動において、ベトナムが主要な貢献国の一つとなったことです。2つ目は、ニューヨークにある国連の平和維持活動を担当する部門に職員を派遣していることです。何もないところから始めたベトナムは、国連の共通の取り組みに対する貢献を大きく拡大してきました」
2026年は、第14回党大会の決議を実施する最初の年に当たるとともに、2027年に迎えるベトナムの国連加盟50周年という節目を見据える年でもあります。このため、第81回国連総会のハイレベル一般討論への出席は、ベトナムがこれまでの経験を共有し、国際社会が直面する地球規模の課題について、提案や意見を発信する機会となります。
ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官は、次のように述べています。
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「トー・ラム書記長・国家主席は、国連総会のハイレベル一般討論で重要な演説を行うほか、各国の首脳や国際機関の代表と会見する(会談する)予定です。また、アメリカ政府や議会の指導者とも会見する(会談する)予定です」
ベトナム・アメリカ関係を発展させる重要な場
今回のトー・ラム書記長・国家主席の訪問に合わせて、エネルギー、テクノロジー、航空、金融などの分野で、両国企業による複数の協力合意が発表される見通しです。これにより、ベトナムとアメリカの経済協力をさらに広げることが期待されています。グエン・クオック・ズン駐米ベトナム大使(在アメリカ・ベトナム大使のグエン・クオック・ズン氏)は、次のように述べています。
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「今回の書記長・国家主席によるアメリカ訪問は、ベトナムとアメリカの包括的戦略的パートナーシップを、より実質的で効果的なものへと引き続き発展させるため、新たな弾みをつけ、具体的な取り組みを進める機会となります。現在、科学技術が急速に発展し、人類の未来に幅広い影響を及ぼす一方、世界の政治、安全保障、経済情勢は非常に複雑に変化しています。こうした中、ベトナムとアメリカの実質的な協力を強化することは、両国の利益に応えるだけでなく、地域と世界の平和、協力、発展にも貢献するという重要な意義があります」
国連のような国際的なフォーラムに参加することは、ベトナムが国際社会の共通の課題の解決に貢献する機会となるだけでなく、各国のパートナー、特にアメリカとの接触や対話、協力を広げる機会にもなります。
これを通じてベトナムは、主体的かつ積極的に国際社会への統合を進め、平和、安定、協力を重視する外交方針を改めて示すとともに、国の発展に向けて国際社会の資源を効果的に活用していく姿勢を示しています。








