ルクセンブルクで発表された合意によりますと、パリに本部を置くESMAに対して、金融市場の重要な事業者に対する監督権限が追加されます。ESMAは今後、証券取引プラットフォームや清算機関、暗号資産分野の一部事業者を直接監督することになります。また、意思決定権限が強化されるほか、各国の規制当局との連携ルールが明確化され、金融危機が発生した際の対応能力が高まります。一方で、ドイツ・フランクフルト証券取引所を運営するドイツ証券取引所については、ドイツ政府の意向を受け、直接監督の対象から除外されました。

今回の新合意はすぐには運用されません。強化された監督体制は、欧州議会と加盟国が最終的な法案交渉を完了した後に運用が開始されます。EUは今年末までにこの手続きが完了することを期待しています。