会談で、トー・ラム書記長・国家主席は、活力ある経済を持ち、パナマ運河を擁するパナマは、海運、航空、物流、金融の分野で地域有数のハブとなっていると述べました。そのうえで、パナマはベトナムとともに、東南アジアとラテンアメリカを結ぶ貿易・物流の玄関口としての役割を果たすことができると強調しました。
また、両国が貿易、農業、海運、航空、物流、デジタルトランスフォーメーションなどの分野で協力の潜在力を十分に活用し、実質的で持続可能な二国間関係を発展させることに期待を示しました。
一方、ムリーノ大統領は、ベトナムが1979年、パナマ運河の恒久的中立に関する議定書に最初に署名した国であることに謝意を表明しました。
また、パナマはベトナムをアジア太平洋地域における最優先のパートナーと位置づけており、ベトナムとラテンアメリカ諸国の経済をつなぐ玄関口となる用意があると述べました。
両首脳は、両国における外交・領事活動の拡充で一致しました。
また、農業、通信、インフラ、輸送、港湾物流、銀行、観光、文化、教育、人的交流などの分野で協力を広げることでも合意しました。
さらに、ホーチミン市とパナマ市をはじめとする両国の地方間交流を促進し、経験を共有するとともに、港湾や物流、保税倉庫と連携する金融センターの整備に向けて、相互に支援していくことで一致しました。
公式訪問の日程の一環として、6日夜、ハノイでトー・ラム書記長・国家主席夫妻は、ムリーノ大統領夫妻を歓迎する晩餐会を開きました。

晩餐会で、トー・ラム書記長・国家主席は次のように述べました。
【テープ】
「両国、そして両国民の関係は、心からの友好と相互尊重を基盤に築かれ、長年にわたって育まれてきました。これまでの半世紀余りを振り返ると、ベトナムとパナマが共に築いてきた成果を誇りに思います。そして未来に目を向ければ、私たちはさらに多くのことを成し遂げられると確信しています。パナマには、ベトナムとラテンアメリカ・カリブ地域をより緊密につなぐ架け橋であり続けてほしいと思います。また、ベトナムもパナマと東南アジアをつなぐ架け橋となることを願っています」
これに対する答礼のあいさつで、ムリーノ大統領は、両国にはさらに大きな協力の可能性があるとの確信を示しました。また、ベトナムに対してパナマの扉は常に開かれていると強調し、あらゆる分野で両国関係をさらに強化していく決意を表明しました。