シンポジウムは、中央政策戦略委員会が、ホーチミン国家政治学院や中央理論評議会、ハイフォン市党委員会などと共同で開催したものです。

シンポジウムでは、40年にわたるドイモイ=刷新政策によって、ベトナムが歴史的な成果を収め、次の発展段階に向けた重要な基盤を築いたとの認識が示されました。

この中で、中央政策戦略委員会のグエン・タイン・ギ委員長は次のように述べました。

(テープ)

「科学技術やイノベーション、デジタル化を基盤とした発展モデルへの転換は、客観的な要請であるだけでなく、国の将来を左右する戦略的な選択です。これは単なる発展モデルの調整ではなく、新たな成長の原動力を生み出し、労働生産性や国家競争力を高め、戦略的自立性と自立自強を強化するための包括的な転換です」

席上、デジタル・トランスフォーメーションやグリーントランスフォーメーション、国際統合が進む中での機会と課題について議論が行われました。

また、2045年までにベトナムを高所得の先進国にする目標に向け、2026年から2045年までの新たな発展モデルに関する提案も示されました。

さらに、グエン・スアン・タン中央理論評議会議長は、今年1月に開かれた第14回党大会で、新たな成長モデルの方向性が打ち出されたと説明しました。

それによりますと、これまでの資本や資源、低技能労働に依存した成長から、科学技術やイノベーション、デジタル化、人材の質、現代的なガバナンス能力を主な原動力とするモデルへの転換を進めるということです。

(テープ)

「発展モデルの刷新は、古い発想や従来の発展の限界を乗り越え、新たな原動力を生み出すカギになります。また、変化が激しく予測困難な世界の中で、戦略的自立性と自信、自立自強の向上にもつながります。新たな発展モデルにおいて、人間は発展の目標であると同時に、内発的な資源であり原動力でもあることを深く認識する必要があります」

会議で示された提言や報告は、「科学技術やイノベーション、デジタル化を基盤とした国家発展モデルの刷新」に関する計画案の策定に活用され、第14期党中央委員会第3回総会に提出される予定です。