

イランのメヘル通信は18日、同国海軍の艦船がスエズ運河を通過して地中海に入ったと報じました。イランの核開発をめぐり国際社会が同国の動向に注目するなか、国際海運の要衝であるスエズ運河のイラン軍艦通過で地域の緊張がさらに高まりそうです。
イランの軍艦が同運河を通過したのは、1979年のイラン革命以来2度目となりました。1度目は昨年2月、エジプトのムバラク政権崩壊直後に新政権が通航を許可し、イランと対立するイスラエルの強い反発を招きました。今回通過したのは駆逐艦と補給艦の2隻とされますが、目的地などは不明です。メヘル通信は海軍幹部の話として、地中海を航行することによって周辺諸国に「平和と友好」のメッセージを送り、同国の力を示すことができると伝えました。
イランは核開発問題をめぐり、欧米諸国やイスラエルとの対立を深めています。14日にはEU欧州連合に、核問題に関する協議を再開する用意があるとの書簡を送りましたが、欧米側はイラン側の真意を見極めるとして慎重な対応を示しています。





